<接着剤の用途>
■集成材用接着剤として
■二次加工用接着剤として
■生木集成材用接着剤として
■チタンペースト
■ホルマリンキャッチャー剤
また、『ホルムアルデビド』は建材用途以外に様々な分野にも使用されており、加えて昨今では『アセトアルデヒド』に関しても問題視されてきています。弊社では従来の『ホルムアルデビド』に加え『アセトアルデヒド』にも対応可能な商品の開発にも取り組んでおります。
チタンペーストは、粉末の酸化チタンをペースト状にした商品です。チタンペーストは白色顔料であり、特に酢酸ビニル樹脂エマルジョンの白色隠ペイ剤として優れた効果を発揮します。又、ペースト状の為、混和適性、及び、取扱いに優れます。
チタンペーストを接着剤等に混入した場合、『塗れ』『伸び』が良くなり作業性が向上します。そして、接着特性等の低下は粉末の酸化チタンを混入した場合より少なく、白色隠ペイ剤を必要とされる用途に広く御使用して頂けます。
1.性状
D | D−100 | D−27 | D−83 | D−77 | |
---|---|---|---|---|---|
主成分 |
ルチル型 |
ルチル型 |
ルチル・アナターゼ |
ルチル・アナターゼ |
ルチル・アナターゼ |
固形分 |
約60% |
約60% |
約54% |
約58% |
約55% |
粘度 |
約4,000 |
約3,000 |
約1,500 |
約3,000 |
約3,000 |
p.H |
約7.5 |
約9.0 |
約8.0 |
約7.0 |
約7.0 |
2.特徴
2−1 |
チタンペーストは、『塗れ』『伸び』が良好で作業性が向上します。又、接着特性の低下が粉末の酸化チタンに比較して少なくてすみます。 |
2−2 |
チタンペーストを、紙貼りプリント合板に使用した場合、プレドライ後のタック保持性が良好で初期接着特性に優れます。 |
2−3 |
チタンペーストは、低粘度であり取扱いが容易です。 |
チタンペースト D |
アナターゼ粉末チタンと比較して、隠蔽力が1.5〜1.7倍も強いため、アナターゼ粉末チタンに対して同量使用で同等の隠蔽力があります。これは、固形分が少ないので接着力が大幅に上がります。 |
チタンペースト D-100 |
チタンペーストDよりも白度・隠蔽共に優れます。 |
チタンペースト D-27 |
アナターゼチタンと比較して隠蔽性に優れています。 又、酢ビエマルジョンとの混和性に優れ、安定性も良好です。 |
チタンペースト D-83 |
アナターゼチタンと比較して、隠蔽率が優れます。 又、異種合板においても隠蔽が均一に仕上がります。 |
チタンペースト D-77 |
酢ビエマルジョンの架橋剤としての『複合金属塩』および『カチオン系エポキシ樹脂』の併用においても混和性が良好です。又、高温混和性においても熱ショックを起こしません。 |
取り扱い上の注意
特に問題はありませんが、長期貯蔵にあたって少し分離傾向にありますので、使用時に一度良く攪拌してから御使用下さい。又、貯蔵する際には冷暗所に保管して下さい。